施設長のひとりごと
やればできる( `ー´)ノ
2025-06-27
何か美味しいものを食べよう!!をコンセプトに、毎月第三水曜日にレクリエーションを開催しています。
そして今回は初の試み、やればできる!の精神で、手作り梅が枝餅に挑戦しました。豆腐を入れてふっくらに焼きあがった梅ヶ枝餅は、大宰府で食べるのと遜色なし!!(言い過ぎた?(;^_^A)でも、本当にそれくらい美味しくて大成功でした。回数を重ねるごとに、焼いているレク委員さんたちの手さばきも徐々に上がっていき、ふっくらと焼きあがっていました。
いつもは時間差で各フロアに赴き、提供するのですが、今回は焼きたてをその場ですぐに召し上がっていただきたく、数名ずつをホットプレートの所まで次々とご案内し、その場でパクリにしました。
あんこが熱いので、気をつけて下さいね~と言いつつ、止まらない皆さんの手。熱くてもパクパクと召し上がってくださっていました。甘いものの中でも、とりわけあんこは大人気です(* ´艸`) 皆さんの食べっぷりに、次は何の会にしようか・・わくわくしたりしています(〃艸〃)ムフッ
あ。もちろん今回も、終わったあとの主任は「梅ヶ枝餅屋さんになろう」と呟いていましたけどね・・・。

続・儀式
2025-05-23
先日、以前ご利用いただいていたKさんの息子さんが「6月のオルゴールでーす!!」とステキな笑顔でやってきてくださいました。(今年の3/27のひとりごとでご紹介した、息子さんです。)
今月も忘れずに、わざわざ来てくださって嬉しい限りです( *´艸`)これは熱烈歓迎で出迎えねば!!と主任や事務スタッフがいつものように再会のハグを交わしました。そして、主任の図々しい催促にお応えいただき、お母様が元気なころに使われていた歩行器を頂戴しました。(ホントに催促してスミマセン(;^_^A))
ほんの5~10分ほどの時間ですが、私たちにとっても本当にありがたく、嬉しい時間です。毎日、それが正解なのか間違いなのか、話し合いながら一生懸命ケアに勤しみ、次の日も、また次の日も・・・同じように介護をしています。そこに、このような形でご家族が訪ねてきてくださると、日々のケアが報われる気がします!!と、勝手に満足しています!(^^)!
また来月もお待ちしてますよ~(^^)/

ばんざいTIMES★祝200号
2025-05-13
ばんざいを開設して早19年目です。2007年5月1日に開設したその月から「ばんざいTIMES」なる広報誌を毎月発行してきました。何を隠そう、私は高校で写真部部長を務めておりました。(といっても、高校の担任の先生に、半ば強引に・・・いや、頑張れ!と入部させて頂きましt(;^_^A))
写真を撮るのは大好きで、何かとパシャパシャと撮りまくる毎日。いつの間にか、私の携帯は、うちの子供の写真より、ばんざいのご利用者の写真でいっぱいです。お誕生日、ご面会、レクリェーション、記念日、髪を切った、足が浮腫んだ、入れ歯ができた・・・何でも写真に収めることにしています。その時の、この瞬間をご家族にもお見せしたいじゃないですか(^^♪この私の熱い思いを受け継いでくれ、今では写真部副部長(主任)もいます。
この度、このばんざいTIMESが発行200号を迎えました。記念に、スタッフ全員を収めたページを発行。一人一人の写真を撮りながら「コメントを一言」そう言ってカメラを向けると、まぁ、個性的なスタッフたちです(;^_^A色々なポーズで、それはそれは楽しい一枚が撮れ、なかなかのページが仕上がりました。みんな、実は写りたかったのね・・・( *´艸`)
「TIMESを見て、母が元気で過ごしている事が分かります」「写メって兄弟に送ってます」「母の部分を切り取ってノートに貼ってます」と色々なお声を頂戴します。これからも、たくさんのお写真で、皆様の元気、笑顔をお届けします!!

だけじゃない事
2025-04-19
私たちのお仕事は、もっぱら食事、入浴、排泄などの日常生活の介護です。これまで当たり前に出来ていたことが、年齢と共に不自由になったり、忘れてしまったり・・。このようなご利用者の方々に、当たり前の日常であるための支援をしています。
ところが、実は”だけじゃない”のです。パソコンをしているおじぃちゃまにはパソコンを教えたり、詩吟をされていた方には詩吟の本を手渡しちょっと吟じて頂いたり。髪が長ければ毎日きれいに結ってあげて、時には一緒にあるはずのないバス停を探します。この”だけじゃない”ケアに最近新たに加わったことがあります。それは”足の爪のケア”です。もちろん爪切りは定期的にどなたにも実施しています。今回であったのは、私たちの普通の爪切りでは到底太刀打ちできない、いわゆる巻き爪や分厚くなった爪水虫の爪。これらは、本当に手ごわくて、爪切り耳かきが大好きで大得意の私や主任でもきれいにはできません。以前、皮膚科に行かれた方もおられましたが、行くのも大変な上に、行ったとて大きな成果はなく、何度も何度も通われていました・・・。
ここに、まさに救世主のように現れたのが爪のケアを専門にされている『福祉爪ケア専門士』なるお方。爪で悩む方々が多いことから、爪のケアを専門に資格を取って、開業されたとか。その技術と言ったら、もう本当に素晴らしいヽ(^o^)丿分厚くなった爪や変形した爪、巻き爪がみるみるキレイになっていき、足の指に血色が戻っていきます。
今回、私たちの手には負えない大物を数名、ご家族に許可を頂き施術を受けました。お一人の方は、爪が皮膚にぬかり込んで、痛くて歩行に支障が出ていましたが「お陰で歩行がしやすくなりました」とご本人も喜ばれていました。
何が悪くても不自由ですが、爪って意外と大事なんですよね・・・。
中川先生(^O^)/また助けて下さいね~。

お別れの儀式
2025-03-27
ショートステイを経て、入居いただいたKさん。物静かでありながら、冗談を言って笑ったり、何かの都度に「ありがとう」と必ず言ってくださる素敵なおばぁちゃま。息子さんが「母が好きそうだから・・・」とウサギのオルゴール付き12ヶ月、季節折々の小さな飾り物を、毎月届けていただいては飾っていました。
先日、そんなKさんのお看取りをさせていただきました。Kさんは、ばんざいのご近所に住んでおられ、息子さんも毎週ご面会に来てく出さっていました。日曜日の11:00が面会の時間として、入居時から「母が亡くなるまで、この日に面会に来ます」と、ほぼ一日も欠かさずご面会に来てくださっていました。
お荷物の整理の日は、いよいよお別れの日です。毎週決まって日曜11:00にお会いしていたので、なんだか寂しくなります・・・そんな話をしながらスタッフも一緒に片付けを手伝いました。最後にはお見送りのスタッフ全員と別れの儀式として熱い?ハグを交わし(^^;、サヨナラしました。あの可愛らしいウサギの飾り物は12ヶ月分、「よかったら飾ってくれる?」とばんざいに置いて行ってくださいました。「また立ち寄る口実ができるから、来月のウサギは来月持ってくるよ~」そう言って、お互い泣き笑いしながらお別れしました。
お別れしても、ばんざいを思ってくださる気持ちが嬉しかったです。ご家族とのお付き合いも私たちにとっては大切な時間です・・・。
