施設長のひとりごと
預ける側の私
2024-12-02
私事ですが、先日父が検査入院しました。検査とはいえ入院です。もちろん面会制限があり、家族での面会、出入りは自由ではありません。「うどんが主食」のような頑固な父は、これまた病院食が苦手で、ひとたび入院となると食事に殆ど手をつけません((+_+))
病院側のルール、父のマイルール、両方合わせると、もう大変です。
そんなこんなの大変な入院生活を支えながら思うのは、やはりばんざいの事。私と同じように、ご自分のお父様やお母様を預けられるご家族の気持ちを考えては、父をたしなめたり、看護師さんにお願いしたり・・・。預かる側の私と預ける側の私。父の我がままのお陰で??(^^; ご家族の心配や、”何かしらしてあげたい”という気持ちを改めて理解できました。
しかし、わがままな男だな。かれこれ25年、高齢者に携わっていますが、父より我がままな方には、まだお会いしたことがありません(*´艸`*)どんとこいです!!
タコパ
2024-11-18
今日は、先月から延期になっていたたこ焼き会を催しました。
レク委員のスタッフが、朝からせっせと粉や卵をかき混ぜて、みじん切りしたキャベツにイン。さすがにタコは硬いし高いし(;^_^A タコ入りちくわで代用。天かすや紅ショウガも入っていて本格的でした。
一人4~5個の計算でも相当な数を焼かないといけないので、焼いては保温のBOXに入れながら、たくさん作ってくれていました。途中、洗濯物を持って来て下さったご家族にも「味見!!」と言って召し上がっていただいたとか・・・(^^;
14時からスタートしましたが、焼きあがったものだけでなく、今、まさに焼いているたこ焼きもあって、あっつあつのたこ焼きをお出ししました「本当に熱いからね!!」と何度も言いながら召し上がっていただきましたが、これが大好評!!熱いから美味しい(´艸`*)と大変喜んでくださっていました。
ちなみに、先月、焼き芋を焼きながら「私、焼き芋屋さんに転職します!!」と言っていた主任。今日は「私、たこ焼き屋さんになろう」と、軽快なピックさばきを披露しながら言っていました(* ´艸`)クスクス
来月は、いよいよ一年の締めくくり。餅つきを予定しています。乞うご期待!!
プロの味
2024-10-17
先日、恒例となった”焼き芋”を皆さんに召し上がっていただきました。
今月は、新しい試みで”たこ焼き”の会を催す予定でしたが、ご利用者のご家族様よりなんとも立派なサツマイモをたくさんいただきました。「これは、早めに頂かねば!!」との事で予定変更。我が家のプロたちが、ササっと準備を変更して、サツマイモを焼いてくれました(*^_^*)
頂いたお芋は、それはそれは立派で、色も形もとてもきれい✨。何より大きさが揃っていて、「あっちの方が大きい!!」「去年は小さいのしか食べられなかった!!」などといった、ご不満もお叱りもなく、皆様、ご満悦の様子でした(;^_^A
しかし、毎回、感心するほどの出来栄え。ホクホクねっとりとプロの味がします!(プロの味がよく分かりませんが)
困った時の誰か
2024-09-26
先日、ショートステイをご利用いただいている方のご家族からお電話がありました。「ご利用は明日からだったよね・・・?何かしら」と折り返しの電話を入れました。「お電話いただいていましたね。どうされました?」とお尋ねすると、どうやら昨晩からお母様の様子がおかしい模様。「ご飯の食べも悪いし、仕事から帰って来たけど、やっぱり寝ていて。声掛けに返事はあるけど、起き上がれない。どうしたらいいか分からなくて・・・と言われました。どうやら高い熱が出ておられるようで、どうしたものかと困っておられました。救急車を呼ぶことに抵抗があるようで、悩んでおられましたが、「動くことができないなら、躊躇せずに救急車を呼んでください」とお伝えしました。傍らで意識の確認をしたり、首の後ろや脇の下を冷やしながら、反応があるようなら水分を促したり、または、保険証の準備をするように促しました。
明日からショートステイの予定ですので、またご連絡をいただく約束をして一旦お電話を切りました。いつも長い時間草取りをされるお母様です。熱中症かな、コロナかな、はたまたインフルエンザかな・・・。家族が急な異変に見舞われた時、どうしていいか分からず焦ってしまいますよね。自分以外の家族や、近所の方、住んでいる地区の民生委員さんや介護保険を使ってサービスを利用している方は、ケアマネジャーや、使っている事業所。相談相手は意外といます。困った時の誰か(誰に相談するか)。考えておくのもいいと思います。
※ちなみに、ばんざいのご入居、ショートステイ、デイサービスご利用の方々、またはスタッフ!!困った時は声かけてくださいね(^_-)-☆頑張ります!!
右利きと左利きのバランス
2024-09-26
誰しも利き手があります。多くの人は右手が利き手ですが、もちろん左利きの人も割といます。先日、二人のスタッフが、二人介助で寝たきりの方をリクライニング式の車いすに移乗してる場面に遭遇しました。どうやら一人は右利き、もう一人は左利きだったようで、それはそれは滑稽でした。「こらこら・・・(;^_^A」と、つい手を出したくなる場面。「せーの」の掛け声に合わせて体を持ち上げてまではよかったのですが、右から回って乗せたい右利きと、左から乗せたい左利き・・・。「あれれ」「一回戻ろう」「じゃ、こっちからね」色々と言いながら、やっと呼吸をそろえて車いすへ移乗していました。二人とも、介護職歴のとても長い大ベテランのスタッフだっただけに、笑えました(* ´艸`) 自分にとっては当たり前に手が出るのが利き手です。自分とは反対の手が利き手の方とは、色々と合わない場面に遭遇することも多いわけです。
脳梗塞で利き手に麻痺が出ると、リハビリですごく頑張って、もう一方の手で食事をしたり、手すりを掴んだりと利き手をかえて生活される方も少なくありません。 時には、利き手と反対の手でご飯を食べてみようかしら・・・と思った出来事でした。